刈払機(草刈機)は危険?使用する時、資格は必要か

新規就農
研修生
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とまと農園長の元に研修にきた耕作(こうさく)です!

これから畑の草刈りもしていかなきゃ!

でも刈払機(草刈機)って使うのに資格がいるのかな?

とまと
とまと

農園長のとまとです!

研修生には草刈りも覚えてもらわなきゃね!

今日は刈払機の資格について解説するよ!

ということで今日は『刈払機を使用するのに資格は必要か?』と言うテーマでお話しします。

まず、簡単に私の経歴を説明すると、農業経験者で、刈払機の資格も所有しており、取扱いには慣れています^^

今回は実際に刈払機を使って体験したことも踏まえ、解説したいと思います。

この記事はこんな方に参考にしていただけます。

刈払機について知りたい方(よく見かけるけど、どんななの?って方も)
・これから実際に刈払機を使う予定の方(新規就農したい方
刈払機取扱作業者・安全衛生教育について知りたい方

前提としてこちらでは草刈機のことを、刈払機(かりはらいき)と記述します。

私の周りでは刈払機と呼ぶことが多いので^^

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刈払機ってどんなの?

刈払機は一般的に下の画像のような農機具です。
最近は充電式も出てきたりして種類が増えています。
しかし根強い需要を持つのはU字ハンドル2サイクルエンジンのモデル。
この辺もまた記事にしてみますね。^^

刈払機の取扱いには資格がいるのか?結論

それでは、刈払機に資格がいるのかどうか、ご説明します!

結論から言うと、もしあなたが農地など、自分の土地(借りている場合も含む)で刈払機を使うのに関しては資格は必要ありません。法的に問題もありません。

ただし、例えば以下のような金銭のやりとりがある場合の方は刈払機の資格がなければ草刈りの仕事を受けることが出来ません。

例えば国や地方自治体から依頼されて道路や河川の維持作業受託をする場合は資格がないとダメです。

つまり自分の庭や借りてる農地で刈払機を使用する分には資格は必要ないんです。

とまと
とまと

それでも資格を取るための講座受講をオススメします。。。

その理由も含めて、刈払機の資格について深掘りしていきますね!

刈払機には刈払機取扱作業者という資格がある

刈払機の資格は『刈払機取扱作業者』という国家資格が存在します。

国家資格というと構えてしまうかもしれませんが、『刈払機取扱作業者安全衛生講習』を受講するだけで取得できる超絶カンタンな資格です^^

刈払機取扱作業者安全衛生教育とは?どんな感じなの?

具体的にいうとこんな感じです。

・満18歳以上が対象
・研修は1日がかり

・講習6時間
・実技1時間
・受講すると教本と資格証がもらえる
資格証はこんな感じです。
とまと
とまと

かなりしっかりしたカードだよ!運転免許証より固い!

どこで受講できるの?

各地域の教習センターで受けられます。
予約が必要で席数も限られるので早めに申し込みましょう。

実技って何をするの?

刈払機の実技というと難しそう、と思われるかもしれません。それか、むしろそこを教えて欲しいと思う方もいらっしゃるでしょう。私も実技を教えてほしかったなと思ってます。

どういうことかというと、地域によって差があるかもしれませんが、私の場合、実技といっても行うのは刈払機の刃の取り替えだけでした。

とまと
とまと

だから服装も普段着で受けてOK
※指定があればそれに従おうね

刈払機の実際の動かし方は講習で教えてもらえます。ただし教本を見ながらで、実物を使った説明ではなかったと思います。

気になる受講費は?

刈払機取扱作業者安全衛生教育の受講費はだいたい1万円前後です。ほぼ座っているだけで取れる資格なので気負う必要はありません。

とまと
とまと

特別なことがない限り受講者全員、取得できるよ!

じゃあ、資格があってもなくても同じじゃないか、と思われるかもしれませんが、実際刈払機は非常に危険な機械で、毎年のように死亡事故が起きています。そういう事故を起こさないために安全に作業できる知識をつける講習なんです。

ちなみに複数人で草刈りする時はチーム全員がより安全面に気をつけないといけません。そういう意味でも刈払機を使用する人は受講をお勧めします。

受講するメリット

刈払機取扱作業者安全衛生教育を受講するメリットは以下です。

刈払機取扱作業者の資格が取得できる

教本がもらえる

刈払機の取り扱い、安全面等、全部詳しく載っています。

取り扱い方法がわかる

刈払機って特殊な機械なので馴染みのない人には取り扱いが難しいんですよね。まずエンジンをつけるまでの工程が多くて難しいんです。次にエンジンをつける最終段階の「リコイルスターター」が厄介です。

とまと
とまと

かなりコツがいるよ!

紐を勢いよく引っ張ってエンジンをかけないといけません。ボタン一つでつくような機械じゃないんです。しかも経年劣化でエンジンがかかりにくくなるので、イライラすることも^^;確か教本にもエンジンをつけるまでの手順が書かれていたと思います。

使用する上で何が危険がわかる

刈払機を使用する上でどんなことが危険かわかります。

受講するデメリット

デメリットというのは特にありませんが、強いて言うなら受講費がかかること、それからほぼ座りっぱなしで1日がかりの講習を受けないといけないことですかね。農作業で疲れが溜まっていると居眠りしちゃうかも?笑

刈払機の危険って?

具体的に刈払機の危険について解説します。

自分も他人もかなり危険な刈払機の『キックバック現象』

刈払機を取り扱っていると遅かれ早かれ『キックバック現象』を経験すると思います。

とまと
とまと

初心者は特に注意!

どういう現象かというと、木とか石とか、硬いものに刈払機の刃が当たると跳ね返るんです。この跳ね返り方が激しいので危険です。

仕組み上、必ず作業者の右後ろに跳ね返ります。なので刈払機を使っている人の右後ろは最も危険ゾーンです。

とまと
とまと

作業者の右後ろには絶対近づくなぁっ!!!

経験上、木や石も危ないんですが、教本にも書いてない「土の壁」に刃が食い込んだ時が一番危なかったです。

刃が土に刺さっているので、そのままものすごい力で右上に登って行こうとするんです。

気が付いた時には上半身が右後ろに回ってました。おそろしや。

↓キックバック現象を再現した動画(★音量注意‼︎)

 

とまと
とまと

絶対に真似しないでね!!

刈払機を使う時には安全のためにちゃんとした装備で作業しましょう!
小石が多い場所ではよく飛んでくるので、フェイスプロテクターもしくは防塵メガネは必須です。ほっぺたに当たるとパチッとなり、まじで痛いです。涙

刈払機を使っている間は周りの音は全く聞こえない

刈払機自体の音が大きくて周りの音なんて全く聞こえません。いくら大声で呼ばれても聞こえないので、作業者を止めるには、ホイッスルを吹くか、かなり離れた前方に立って手を振ります。

研修生
研修生

おーい!!!!あれ?
こんなに大きい声出しても聞こえないのか。
もう少し近づこう。

とまと
とまと

危なぁいっっ!!やめろぉぉっっー!!!

熱中症に注意

草刈りの時期といえば夏場ですよね。熱中症はよくあるので本当に注意です‼︎しかも小石とかが飛んでくるので頭にフェイスプロテクターをつけたり、そもそも刈払機は必ずベルトにつけるので、体の熱が逃げにくくて暑いんです。なので草刈りは熱中症に要注意です。私は頭にタオル、フェイスプロテクター、帽子をつけて作業してました。暑いですが、日差しを直に浴びるよりマシです。水分補給をこまめにしようね!普通の大きさの水筒じゃ足りないかも。。。ということでオススメの2L水筒です。

振動障害に注意

刈払機は振動がすごいです。長時間草を刈ってると終わってもビリビリしびれます。大抵数分で治りますが、あんまり酷いのは注意です。刃と刈払機本体の接続部に草が絡むと振動がひどくなりがち。そういう時はお掃除しましょう。

長時間草刈りする時は振動を軽減してくれる手袋がオススメです。
ボコボコした滑り止めのような作りが振動を吸収してくれます。

なんて危ない機械…でも刈払機以上に効率の良い方法はない

草刈り機といっても刈払機からスパイダーモアと呼ばれる重くてでっかい機械もありますが、細かいところが刈れないので、結局刈払機は必須です。これがないと農業できません。手で刈るなんてもってのほかです。家庭菜園で5mくらいの畝が1つ2つくらいなら手でなんとかいけそうですが。1反とかもう、お願いだからやめて…というレベルです。

ということで法的に資格がいらないという方も受講することをオススメします。実践は刈払機を扱える人に教わるのが一番ですが、今は動画とかもありますし、十分イメージトレーニングしてから安全に使いましょう。

とまと
とまと

初めての時は誰かに見守ってもらいましょうね!

まとめ

いかがだったでしょうか?

安全に刈払機を使用するためにも講習を受けることをオススメします。

経験を積めば何が危険かもわかってきます。とにかく草刈りに刈払機はなくてならないものなので、安全に十分注意して、草を刈っていきましょう!

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

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